【映画レビュー】時計じかけのオレンジ【独特すぎる世界観】

映画

名作と名高い時計じかけのオレンジを見ました。モラルガン無視の凄まじい作品でした…!


時計じかけのオレンジ [Blu-ray]

喧騒、強盗、歌、タップダンス、暴力。山高帽の反逆児アレックス(マルコム・マクドウェル)は、今日も変わらず最高の時間を楽しんでいた ― 他人の犠牲の上にのみ成り立つ最高の時間を。モラルを持たない残忍な男が洗脳によって模範市民に作りかえられ、再び元の姿に戻っていく。多様な意味での恐怖を込めたアンソニー・バージェスの小説を、キューブリックが近未来に舞台を移し映画化。公開当初、世界中に衝撃を与えたのみならず、栄誉あるNY批評家協会賞の作品賞および監督賞を受賞、さらに作品賞を含む4部門でオスカー(R)にもノミネートされた。現在に至っても『時計じかけのオレンジ』の持つ圧倒的な求心力は、観る者を魅了し続けている。

引用 amazon

暴力的で刺激が強すぎて、もう一度見たいとは思えないけれど、鮮烈な印象を焼き付けられる名作であると思いました。
とにかく主人公が下種の極みとしか言いようがない。
行動も思考も悪人そのもので、俳優さんの演技が凄まじいお陰で、美しい男性なのにひたすら恐怖と嫌悪感しか沸かない。
近未来の映像描写にもビックリしました。
独特の世界観にピッタリなビビットな色彩。
過激な描写が盛りだくさんで、目をふさぎたくなるような光景も多々あるのですが、それすらも芸術に落とし込んでしまうような印象を得ました。
1971年の作品のようですが、全く古さを感じさせないです。

ひたすらインモラルで過激なので、人におすすめはしにくいけれど、世界観が最高で顔は良いけど性格最悪な男性が見たいと言われたら選ぶ一品ですね。
勧善懲悪ではない、色々考えさせられる内容ではあるのですが、平凡アラフォーには刺激が強すぎました。清く正しく生きてきた人ほど、見終わった後呆然としてしまいそうです。

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