【レビュー】霧越邸殺人事件・綾辻 行人 【ミステリー小説】

小説レビュー

評価:★★★★★


霧越邸殺人事件<完全改訂版>【上下合本版】 (角川文庫)

1986年、晩秋。劇団「暗色天幕」の一行は、信州の山中に建つ謎の洋館「霧越邸」を訪れる。冷たい家人たちの対応。邸内で発生する不可思議な現象の数々。見え隠れする何者かの怪しい影。吹雪で孤立した壮麗なる“美の館”で舞台に今、恐ろしくも美しき連続殺人劇の幕が上がる!日本ミステリ史上に無類の光芒を放ちつづける記念碑的傑作、著者入魂の“完全改訂版”!!

引用:楽天ブックス

まるで美術作品のような推理小説。描写が鮮やかで美しい。

作品の世界観に一気に引き込まれ、気づいたら上下巻を読み終えていました。
犯人に関しても、そのトリックや動機が凄く納得のいくものでスッキリとできます。
全体を通して、一つの美しい芸術作品を味わった感覚でした。
雪深い山中にぽつんと佇む邸宅で起こる殺人事件。
まさに王道の本格ミステリーの醍醐味を味わえます。

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