【レビュー】そして誰もいなくなる・今邑彩 【ミステリー小説】

小説レビュー

評価:★★★★★


そして誰もいなくなる 改版 (中公文庫 い 74-7)

名門女子校の式典の最中、演劇部による『そして誰もいなくなった』の舞台上で、服毒死する役の生徒が実際に死亡。上演は中断されたが、その後も部員たちが芝居の筋書き通りの順序と手段で殺されていく。次のターゲットは私!?部長の江島小雪は顧問の向坂典子とともに、姿なき犯人に立ち向かうが…。戦慄の本格ミステリー。

引用 楽天ブックス

だ、騙された…!と思わず声が出てしまう。素晴らしいどんでん返しの連続

名門女子高で起こる惨劇の数々。
予想外のラストシーン。
中盤から終盤にかけては休む間もなく夢中になって読みました。
ある人の視点では気味の悪い男が、別の人の視点では頼りになる存在になったりと、作中で登場人物の印象もガラッと変わります。
最後の最後まで油断できない、気持ちよいくらい作者に騙され続ける作品です。

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